時間！！！（サンシャイン２期７話感想）

ラブライブ！サンシャイン!!２期７話の感想を書きますます！

全体

 ラブライブ！東海地区予選をトップで通過したAqours。感無量のメンバー。こっちも感無量じゃコノヤロー。しかし浦の星への入学希望者数は未だ100人に届かず。なんとか期限を翌日の朝５時まで延ばしてもらいましたがここでダメなら本当に終わり。崖っぷちも崖っぷちの状況です。Aqoursメンバーは全員で学校に残って経過を見守ることに。いまだかつてこんなにシリアスなお泊まり回があっただろうか？

超シリアスな展開の中、１年生が買い出しに出かけます。このシーンはお気に入り。かつてのAqoursを作った３年生と今のAqoursを作った２年生を支える１年生…。善子お前めちゃくちゃ素直な良い子じゃねえか…。これが仲間ずら。あとここでピーンと張りつめていた緊張感が少し緩まったのも良かった。いつもシリアス展開になると善子がボケて花丸がツッコむあの感じをうま～く盛り込んできてくれた気がします。

夜が明け、ついに運命の時間が近づきます。98人まで入学希望者は集まりましたが無慈悲にも画面には「募集終了」の文字が。メンバーもショックが隠せません。浦の星女学院の統廃合が決定してしまいました。気持ちを切り替えてラブライブ！決勝に向けて練習を始めようとしますが…

千歌ちゃん……。

２期１話で「泣くもんか！」と豪語していた千歌ちゃんが涙を流してしまいます。ここ表情は全く崩れていないのがまた心が痛む。千歌ちゃんの「今は、ラブライブ！に集中してよっと」という、らしくない台詞からもまだ気持ちの折り合いがつけられていないのを感じます。そんな千歌ちゃんを見て、メンバーは一度解散しそれぞれこれからどうすべきかを考えます。ラブライブ！決勝大会に出るのか、それとも…。っていや出ろよ！！！別に決勝に進むことは学校の統廃合とは関係ないし悪いことじゃないだろうが！！！と思いましたがあのままモヤモヤしたまま練習を続けても駄目だとはやっぱり思うのでそれぞれ考える時間は必要でしょう。

後日、みんな屋上に集合し「やっぱラブライブ！出るぞー！」って感じになるのかと思ったのだがなんか出ても学校は統廃合になっちゃうし出てもしょうがないみたいな空気になっててさらに何で！？！？！？出ようよ！！！！やっぱり千歌ちゃんは学校を救うことが輝くことであると思っているようで、このまま続けても…、ということらしい。う～～～ん何か違うのでは……と思っていたら、

「じゃあ救ってよ！！！」

来っっったよこれ。最高。学校を存続させることだけが学校を救うということではない。ラブライブ！で優勝し、永遠に「浦の星女学院」という名をその歴史に刻む。それも“学校を救う”ということなんだと、他の生徒のみんなが教えてくれました。優勝して他の学校がリベンジしようと思ったらもうその学校は無くなっていて一生リベンジ出来ない…みたいなの、めちゃくちゃ格好良くないか？そういう感じの展開キボンヌ。

今まで地元や他の生徒の力添えがあって頑張ってきたAqours。ここでも助けられてますね。だけどそれで良い。それが良い。

他の生徒のみんなの後押しもあってついに吹っ切れたAqours。千歌ちゃんのあまりにも力強い優勝宣言、痺れるゼ。梨子ちゃんは千歌ちゃんは普通ではない本当の怪獣になっちゃうのかもと言っていましたがもうこうなってくるとAqours自体が怪獣ですよね。モンスターだ、スクールモンスター。シン・Aqoursだ。ゴジラvsAqoursだこれはもう。失うものは何もない彼女たちの物語、これから目が離せなさすぎる。

そして……
染まった………。

あの羽もAqoursの色に染まり、本当の本当に、Aqoursだけのストーリーが始まろうとしている………！

他で気になったところ

鞠莉ちゃん。理事長という立場で今まで見えないところで頑張ってくれていたので統廃合決定のショックは人一倍あったでしょう。しかしながらその立場上、生徒には明るく振る舞わなければならない。心が痛みました。ダイヤさんのそばで号泣しているシーンでグッと来ない人間がいるか？

サブタイトルの意味。「残された時間」というのは前半パートの、生徒募集終了までの時間でもあり、後半パートの、統廃合までの間にAqoursの名を残すという意味でもあったように思えます。しかしAqours、「限られた時間の中で精いっぱい輝こうとするスクールアイドル」を凝縮しまくったみたいになってきたな。

３期の可能性。残り６話のこの時点で「ラブライブ！優勝」という明確な目標が出来てしまったため、３期はないのかなーと思ってしまいました。でももしかしたら劇場版とか？OVAとか？あるかもしれないですよね。少なくともラブライブ！決勝大会までは２期の間にやっちゃうと思うので、どうなるのか…。まあ今考えても仕方ないから、いっか！

今回はこんなもんで。いやー間違いなくこの７話がターニングポイント。折り返しに相応しい回でしたね。次回以降の楽しみさが異常。

次回は「HAKODATE」。もう奴らにも、遊びだなんて言わせないぜ。

おわり