プロデューサーは七草にちかの「父親」になるべきか?
※この記事には『アイドルマスターシャイニーカラーズ』の以下コミュのネタバレを含みます。
・イベントコミュ『きよしこの夜、プレゼン・フォー・ユー!』
・イベントコミュ『明るい部屋』
・七草にちかW.I.N.G編
・七草にちかp-SSR【♡まっクろはムウサぎ♡】のアイドルコミュ(True End含む)
はじめに
どうもです!
皆さんこんにちは。アイドルマスターシャイニーカラーズ、遊んでいらっしゃるでしょうか。
つい先日、七草にちかさんのp-SSRカードが追加されましたね。私もなんとか引き当てることができました。アイドルコミュを読んだらもういてもたってもいられなくなり、こうして筆を執った次第でございます。今回の記事は七草にちかW.I.N.G.編や追加されたp-SSRアイドルコミュの感想を交えつつ、私の考えを色々と整理していくものになります。個人的な感情が多くなるかと思いますし、人によっては「解釈が違う!」となるかもしれませんがそこはご容赦ください。
七草にちかを取り巻く環境
本題に入る前に、七草にちかについて考えるうえで彼女を取り巻く環境について整理する必要があります。イベントコミュ『きよしこの夜、プレゼン・フォー・ユー!』と『明るい部屋』それぞれで天井社長の過去とはづきさんの父親についてスポットが当たりましたが、それらの情報と七草にちかのコミュは深く関係しています。これを文章で説明するとゴチャゴチャしそうなので画像を用意しました。
ざっとこんな感じかなと思っています。字が汚くてすみません。抜けや勘違いなどあれば指摘していただけると嬉しいです。
『きよしこの夜、プレゼン・フォー・ユー!』で語られた、かつての天井社長が潰してしまったアイドル。彼女がにちかの憧れる「八雲なみ」というアイドルであったことはにちかのW.I.N.G.編をプレイしたならば容易に察せることと思います。
『明るい部屋』では七草父が天井社長の旧友であったことや既に亡くなっていることなどが判明しています。さらに、はづきさんに妹がいるというのも、七草父がはづきさんにプレゼントを渡す回想シーンでさらっと明らかになってました。
また、七草母の入院についてですが、これは七草にちかp-SSR【♡まっクろはムウサぎ♡】のTrue Endで言及されています。
「病院にいるお母さん」というワード、医師や看護師として住み込みで働いているとも捉えられなくもないですが、まあ入院して一緒には暮らせていないと考えるのが自然かなと。あと祖父母が存命のようです。祖父母とは一緒に暮らしているのかもしれないですが、これははっきりとはしていません(と思っています)。
はづきさんがにちかがアイドルになるのを反対している理由も、七草家の状況を見ればなんとなく察せるような気もします。父親は死去、母親は入院、姉は複数の職場を掛け持ちしてハードワーク……。かなり短絡的な考えではあるとは思いますが、結構切り詰めて生活をしているのかな?という想像ができます。超ド貧乏というわけではなさそうですが。
もしはづきさんがハードに働く理由が家計を少しでも楽にするためだとしたら、妹がアイドルになろうなんて言い出したら反対するのにも納得はできます。不安定な職業であることに間違いはないですしね。まあそこではづきさんが出した「W.I.N.G.で優勝出来たらアイドルを続けてもいい」という条件がにちかちゃん(とプロデューサー)を苦しめてしまう原因の1つになってしまうわけですが…。
プロデューサーは「父親」になるべきか?
さてここから本題です。
七草にちかをプロデュースしているとやたらとプロデューサーに当たりが強い点が印象的に映ります。ペンを借りようとしたら手がベタベタしてないか疑われたり、うるさくて集中できないから静かにしてくれと言われたり、忙しいアピールはやめてくれと言われたり…。私も初めは「ナマ言いやがってこんガキャ……!!」と思ったりしましたが、いやいや相手は16歳の高校生。そんなことで怒っているようではイカンと大らかな気持ちで見れるようになりました。
ゲーム内のプロデューサーも怒るそぶりなんか全く見せずに大らかに接しています。でもそんなプロデューサーにもさらに当たり散らかすにちか。困惑してわたわたするプロデューサー。…ん?なんかこれ……、
「父親と年頃の娘」っぽくね……?
これに気づいたときはゾッとしました。なんか「お父さんのパンツと一緒に洗濯しないでよ!」みたいなアレを感じたのです。そう思うとすべてのやり取りがそう見えてきてしまう。プロデューサーに強く当たるにちかと困惑しつつも優しく接するプロデューサー、なんか親子っぽく見えてしまうんですよね。
親子っぽく見えるとなるとどうしても考えてしまうのが七草父のこと。既に亡くなっていることもあり、にちかは父親とのコミュニケーションを取れないまま成長してきたのかな、とか余計なことまで考えてしまいます。にちかは無意識的にプロデューサーに「父親」を求めているのか……?
上記のようなことを感じたのがアイドルコミュの前半部分。すると後半でより「家族」を意識させるようなシーンが出てきました。
この辺りのフロアマネージャーの言葉から、にちかちゃんが特にプロデューサーに対して当たりが強いことがほのめかされています。嫌な感じに捉えれば「プロデューサーを特別視している」とも考えられます。
またどんなに親身になったとしても所詮は他人であり家族にはなれない、無償の愛を与えることはできない、といったような他人と家族の違いのようなものもなんとなく示されています。
「俺は、にちかのためにいるから にちかがここにいる限り」
そしてプロデューサーのこの言葉。私はプロデューサーの「家族にはなれないし父親代わりにもなれないが、せめて最大限プロデューサーとしてにちかのために尽くそう」という決意であると捉えました。なんでアイドルのゲームでプロデューサーの心情を考察しているんだ俺は。
でもこの落としどころはとてもいいなあと個人的には思います。「家族になる」ってそれはもう相当な覚悟がないとできるもんじゃないですしね。なんとなくここで「俺がにちかの父親になる!」って感じになったら逆に嘘くさく見えちゃうと思うし。あくまでも他人だが、できる限りの真心を込めて接するというのが一番健全で美しいかもしれないと思いました。
結局にちかがプロデューサーに「父親」を求めているのかどうか、という点についてはいったん保留にしておきます。ただ少なくとも意識的なものではないということは確かかな、と思っているくらいです。今後の展開で私なりの答えを出せるかもしれないし、出せないかもしれませんね。
ほのかに見えた「野望」
True Endではにちかの「野望」のようなものがチラリと見えたような気がしました。
W.I.N.G.優勝後ポロっとこぼした「ビッグになって家族のための家を建てる」という夢。夢というほど信念のあるものではないかもしれないですけどね。心の中にほんのりとあっただけのものかもしれないですが、にちかもそれなりに家族のことを想っているんだなあと、しみじみとした気持ちになりました。
そしてその背中を押すように「にちかはビッグになる」と夕陽に叫ぶプロデューサー。困惑しつつも決意を新たにし同じように叫ぶにちか。本当に彼女には幸せになってほしい。ビッグになろう…にちか…。
おわりに
このあたりで終わりにしておきます。なんかここまで色々と書いてきたけど、シャニマスの制作側から「さあ、この問題について考えてみたまえ」という思惑を感じてめちゃくちゃむかつきますね。七草にちかに限らず色んなコミュからそういう悪意を感じます。シャニマスのこういうところが嫌いだけど大好きだよ。
それにしても七草にちか、重ね重ね本当に幸せになってほしい。W.I.N.G.も苦しみながらの優勝だったし、これから彼女が本当に誰のコピーでもない"七草にちか"として羽ばたいていく姿を望まずにはいられません。
どうしても「靴に合わせる」というところで八雲なみと重なってしまうところがありますが、にちかのプロデューサーは「靴に合わせる」ことを強いる人間ではないですし、何より緋田美琴という同じアイドルとしてのパートナーもいます。彼女についてもまだいろいろ知りたいことは多いですけどね。
今後も七草にちかだけでなくSHHis周りや天井社長のもろもろについても何か明らかになっていくのが楽しみですね。斑鳩ルカさんのこととかもまだまだ分からないことばかりなので……。また何か感じることがあれば記事を書こうかと思います。と言いつつ何も書かないかもしれませんが。ま、いっか。
それでは!
おわり