ラモ肉屋

ラモの肉の屋

プロデューサーは七草にちかの「父親」になるべきか?

※この記事には『アイドルマスターシャイニーカラーズ』の以下コミュのネタバレを含みます。

・イベントコミュ『きよしこの夜、プレゼン・フォー・ユー!』

・イベントコミュ『明るい部屋』

・七草にちかW.I.N.G編

・七草にちかp-SSR【♡まっクろはムウサぎ♡】のアイドルコミュ(True End含む)

 

はじめに

どうもです!

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皆さんこんにちは。アイドルマスターシャイニーカラーズ、遊んでいらっしゃるでしょうか。

つい先日、七草にちかさんのp-SSRカードが追加されましたね。私もなんとか引き当てることができました。アイドルコミュを読んだらもういてもたってもいられなくなり、こうして筆を執った次第でございます。今回の記事は七草にちかW.I.N.G.編や追加されたp-SSRアイドルコミュの感想を交えつつ、私の考えを色々と整理していくものになります。個人的な感情が多くなるかと思いますし、人によっては「解釈が違う!」となるかもしれませんがそこはご容赦ください。

 

七草にちかを取り巻く環境

本題に入る前に、七草にちかについて考えるうえで彼女を取り巻く環境について整理する必要があります。イベントコミュ『きよしこの夜、プレゼン・フォー・ユー!』と『明るい部屋』それぞれで天井社長の過去とはづきさんの父親についてスポットが当たりましたが、それらの情報と七草にちかのコミュは深く関係しています。これを文章で説明するとゴチャゴチャしそうなので画像を用意しました。

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2021年5月14日時点での情報をもとに作成。

ざっとこんな感じかなと思っています。字が汚くてすみません。抜けや勘違いなどあれば指摘していただけると嬉しいです。

きよしこの夜、プレゼン・フォー・ユー!』で語られた、かつての天井社長が潰してしまったアイドル。彼女がにちかの憧れる「八雲なみ」というアイドルであったことはにちかのW.I.N.G.編をプレイしたならば容易に察せることと思います。

『明るい部屋』では七草父が天井社長の旧友であったことや既に亡くなっていることなどが判明しています。さらに、はづきさんに妹がいるというのも、七草父がはづきさんにプレゼントを渡す回想シーンでさらっと明らかになってました。

また、七草母の入院についてですが、これは七草にちかp-SSR【♡まっクろはムウサぎ♡】のTrue Endで言及されています。

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「病院にいるお母さん」というワード、医師や看護師として住み込みで働いているとも捉えられなくもないですが、まあ入院して一緒には暮らせていないと考えるのが自然かなと。あと祖父母が存命のようです。祖父母とは一緒に暮らしているのかもしれないですが、これははっきりとはしていません(と思っています)。

はづきさんがにちかがアイドルになるのを反対している理由も、七草家の状況を見ればなんとなく察せるような気もします。父親は死去、母親は入院、姉は複数の職場を掛け持ちしてハードワーク……。かなり短絡的な考えではあるとは思いますが、結構切り詰めて生活をしているのかな?という想像ができます。超ド貧乏というわけではなさそうですが。

もしはづきさんがハードに働く理由が家計を少しでも楽にするためだとしたら、妹がアイドルになろうなんて言い出したら反対するのにも納得はできます。不安定な職業であることに間違いはないですしね。まあそこではづきさんが出した「W.I.N.G.で優勝出来たらアイドルを続けてもいい」という条件がにちかちゃん(とプロデューサー)を苦しめてしまう原因の1つになってしまうわけですが…。

 

プロデューサーは「父親」になるべきか?

さてここから本題です。

七草にちかをプロデュースしているとやたらとプロデューサーに当たりが強い点が印象的に映ります。ペンを借りようとしたら手がベタベタしてないか疑われたり、うるさくて集中できないから静かにしてくれと言われたり、忙しいアピールはやめてくれと言われたり…。私も初めは「ナマ言いやがってこんガキャ……!!」と思ったりしましたが、いやいや相手は16歳の高校生。そんなことで怒っているようではイカンと大らかな気持ちで見れるようになりました。

ゲーム内のプロデューサーも怒るそぶりなんか全く見せずに大らかに接しています。でもそんなプロデューサーにもさらに当たり散らかすにちか。困惑してわたわたするプロデューサー。…ん?なんかこれ……、

「父親と年頃の娘」っぽくね……?

これに気づいたときはゾッとしました。なんか「お父さんのパンツと一緒に洗濯しないでよ!」みたいなアレを感じたのです。そう思うとすべてのやり取りがそう見えてきてしまう。プロデューサーに強く当たるにちかと困惑しつつも優しく接するプロデューサー、なんか親子っぽく見えてしまうんですよね。

親子っぽく見えるとなるとどうしても考えてしまうのが七草父のこと。既に亡くなっていることもあり、にちかは父親とのコミュニケーションを取れないまま成長してきたのかな、とか余計なことまで考えてしまいます。にちかは無意識的にプロデューサーに「父親」を求めているのか……?

 上記のようなことを感じたのがアイドルコミュの前半部分。すると後半でより「家族」を意識させるようなシーンが出てきました。

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この辺りのフロアマネージャーの言葉から、にちかちゃんが特にプロデューサーに対して当たりが強いことがほのめかされています。嫌な感じに捉えれば「プロデューサーを特別視している」とも考えられます。

またどんなに親身になったとしても所詮は他人であり家族にはなれない、無償の愛を与えることはできない、といったような他人と家族の違いのようなものもなんとなく示されています。

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「俺は、にちかのためにいるから にちかがここにいる限り」

そしてプロデューサーのこの言葉。私はプロデューサーの「家族にはなれないし父親代わりにもなれないが、せめて最大限プロデューサーとしてにちかのために尽くそう」という決意であると捉えました。なんでアイドルのゲームでプロデューサーの心情を考察しているんだ俺は。

でもこの落としどころはとてもいいなあと個人的には思います。「家族になる」ってそれはもう相当な覚悟がないとできるもんじゃないですしね。なんとなくここで「俺がにちかの父親になる!」って感じになったら逆に嘘くさく見えちゃうと思うし。あくまでも他人だが、できる限りの真心を込めて接するというのが一番健全で美しいかもしれないと思いました。

結局にちかがプロデューサーに「父親」を求めているのかどうか、という点についてはいったん保留にしておきます。ただ少なくとも意識的なものではないということは確かかな、と思っているくらいです。今後の展開で私なりの答えを出せるかもしれないし、出せないかもしれませんね。

 

 ほのかに見えた「野望」

True Endではにちかの「野望」のようなものがチラリと見えたような気がしました。

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W.I.N.G.優勝後ポロっとこぼした「ビッグになって家族のための家を建てる」という夢。夢というほど信念のあるものではないかもしれないですけどね。心の中にほんのりとあっただけのものかもしれないですが、にちかもそれなりに家族のことを想っているんだなあと、しみじみとした気持ちになりました。

そしてその背中を押すように「にちかはビッグになる」と夕陽に叫ぶプロデューサー。困惑しつつも決意を新たにし同じように叫ぶにちか。本当に彼女には幸せになってほしい。ビッグになろう…にちか…。

 

おわりに

このあたりで終わりにしておきます。なんかここまで色々と書いてきたけど、シャニマスの制作側から「さあ、この問題について考えてみたまえ」という思惑を感じてめちゃくちゃむかつきますね。七草にちかに限らず色んなコミュからそういう悪意を感じます。シャニマスのこういうところが嫌いだけど大好きだよ。

それにしても七草にちか、重ね重ね本当に幸せになってほしい。W.I.N.G.も苦しみながらの優勝だったし、これから彼女が本当に誰のコピーでもない"七草にちか"として羽ばたいていく姿を望まずにはいられません。

どうしても「靴に合わせる」というところで八雲なみと重なってしまうところがありますが、にちかのプロデューサーは「靴に合わせる」ことを強いる人間ではないですし、何より緋田美琴という同じアイドルとしてのパートナーもいます。彼女についてもまだいろいろ知りたいことは多いですけどね。

今後も七草にちかだけでなくSHHis周りや天井社長のもろもろについても何か明らかになっていくのが楽しみですね。斑鳩ルカさんのこととかもまだまだ分からないことばかりなので……。また何か感じることがあれば記事を書こうかと思います。と言いつつ何も書かないかもしれませんが。ま、いっか。

それでは!

 

 

おわり

シャニマスソロ楽曲、個人的お気に入りの紹介

はじめに

どうも皆さんこんにちは。アイドルマスターシャイニーカラーズ、遊んでいらっしゃるでしょうか。そして、ソロ楽曲が収録された『THE IDOLM@STER SHINY COLORS COLORFUL FE@THERS』のシリーズはもうお聴きになられたでしょうか。私も毎日リピートが止まりません。

今日はタイトルの通り、シャニマスのソロ楽曲についてちょっとした感想も交えつつ、個人的にビビビッときた楽曲をいくつかピックアップして紹介しようと思います。いははや本当に素晴らしい曲が多くて衝撃を受けたので、このような記事を書こうと思った次第でございます。

あ、一応前回の記事でも少し自己紹介したのですが、私はシャニマス楽曲に触れるのはこのソロ曲たちが初めてです。ユニット曲や全体曲はゲームで流れるときにちょろっと聞いているくらいです。あとコミュも見てないものが多数あったりします。WING編は全員分見てますがファン感やGRAD編は見ていないものもチラホラ…。そんな人間が書いている物だということをご了承ください。ごめんなさい!!!

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シャニマスの話をしたいのだが・・・。

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みなさん、『アイドルマスターシャイニーカラーズ』、遊んでいらっしゃるでしょうか。今は3rd Anniversaryのキャンペーンが絶賛開催中ですね。私も楽しくプレイさせていただいております。

今日はシャニマスに対して抱いている気持ちみたいなものをできる限り書いていこうと思います。コンテンツに対して初めて抱いた気持ちとかがあるのでその辺を言語化して残しておきたい気持ちもある。

超自分語りブログになりますがご容赦ください。別にいいだろ!!!

 

シャニマスとの出会い

2020年の7月ごろが私とシャニマスの出会いでした。アイドルマスターというコンテンツに触るのすら初めてでしたね。二次創作でよく流れてくるアイドルとか、超有名な曲とかをちょこっと知っているくらいで本当に何も知らないままに始めました。コロナ禍で暇な時間が増えたというのもあったかもしれない。

ソシャゲはあまり肌に合わないタイプの人間なので長続きはしないかな~と思いつつenzaに登録。PCでも遊べるというところが良いなと思いました。あとアイドルマスターには何となく音ゲーのイメージがありましたが、シャニマスは育成ゲームっぽい感じなんだな~と思ったのも覚えています。音ゲー苦手なので嬉しかった。

最初に『運命の出会いガシャ』なるものがありまして、1回目だけ好きなレアリティの好きなアイドルが引けるまで何度でもやり直せる10連ガシャを死ぬほど回しました。なんとなくどの子が良いかな~と決めてから回した気もするんですがイラストが滅茶苦茶良くて、何回もやり直してたくさんスクショ撮っちゃった。結局3枚くらいpSSRが出た回があってそこでようやく始めたような記憶がある。

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保存したスクショたち(一部)。ちゃんとファイル名までつけてる。

最初のころに気になっていたのは風野灯織(ストイックな感じが好みそうだった)、白瀬咲耶(高身長に惹かれた)、桑山千雪(23歳という"重み"に興味が湧いた)あたりの子たちだったような気がします。そこから紆余曲折あって担当アイドルが決まっていくわけですが…。

 

気持ち悪いとさえ感じる「リアルさ」

何人かのアイドルをプロデュースしたり、ゲーム内イベントに参加したりしてなんだかんだ楽しくシャニマスを遊んできました。そこでだんだんと感じてきたのは気持ち悪いとさえ思える「リアルさ」です。この「気持ち悪い」というワードは誉め言葉のつもりです。一応。

言ってしまえば彼女たちはゲーム内に登場する「キャラクター」なのですが、「キャラクター」という言葉には収まらない一面があるような気がしてならない。そんな気持ちになってきたのです。例えば、

(三峰唯華の実家での一人称は何だろう…?)

(西城樹里の黒髪時代ってどんなかな…?)

(芹沢あさひに憧れる多感な中学生がいてほしい…!)

こんな風に、ゲーム内には描写されないような部分に想いを馳せるようになってしまいました。


www.youtube.com

そんな時に見たのがこの動画です。なるほどなと思いました。動画内では、アイドルマスターには明確なストーリーがないからこそアイドルたちの断片的な情報を集めてそこからアイドルたちの細部を想像できる(動画内では"顕"と呼ばれていた)、というようなことが語られています。良い動画なのでみなさんも是非。

この説明はすごく腑に落ちました。シャニマスってユーザーが想像できる余地がすごくたくさんあるんですよ。ゲーム内で見せている姿は彼女らの一部分にすぎないわけで。

例えばこのゲームのアイドル達にはわりと学生が多いのですが、彼女たちが学校で過ごしている姿などはあまり描写されていません。アイドルではない学生としての彼女たちの姿を、ユーザーである我々が想像できるというわけですね。どんな学校に通ってるのかな、友達は多いほうかな、学食ではこんなものを食べてそうだな、などなど…。

これって現実世界の人間と同じなんですよね。どんなに親しい間柄であってもその人のすべてを知ることはできないじゃないですか。おそらく他人との付き合いの中で、自分が想像してその人のことを補完している面って少なからずあると思うんですよ。意識的にも無意識的にも。そういう営みをアイドルたちを通じて行っているから妙な「リアルさ」を感じるのかもしれないですね。「キャラクター」が「キャラクター」に収まらないと感じる理由もここにあるような気がします。

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これ、5月9日まで開催されているシャニマスのオンライン展示会の展示なんですが、(スクショOKだそうです)「アイドルたちが普段履いている靴」の展示があるんですよ?き、気持ち悪~~~~~~い!!!(誉め言葉)こういうことを想像するのが楽しくなってしまいました。本当に気持ち悪いのは俺たちなのかもしれない。

 

私とシャニマスとの距離感

そんなこんなで楽しくシャニマスを遊んでいるわけですが、実はこの私、シャニマスにどっぷり浸かっているわけではありません。言い訳とかではなく。どういうことかと言いますと、例えば…

・コミュは全部読んでいるわけじゃない

・楽曲は聴いていない(ゲーム内で流れる部分は知ってる)

・声優は1人も分からない

・声優が分からないからリアルのライブも参加したことがない

・ログインボーナスだけもらって終了みたいな日もザラにある

などなど…。

時間が足りないみたいな面も少なからずありますが、意識的にシャニマスのコンテンツをすべて追うことはしていません。なんとなく「シャニマス?別にハマってるわけじゃないし、いつでも辞められるんだが?(笑)」みたいな気持ちがあるのかな~と思っていましたが、こんな文章を書いている時点でハマっていないなんてことはない。

恐らくですが、先ほど書いた「想像する余地」をできるだけ残しておきたいのかもしれないな、と思いました。いくら想像する余地がたくさんあるとはいえ、公式で出されてしまったらそれが「正解」のひとつになってしまうことを恐れているのかもしれません。

楽曲を知らなければ「このアイドルはどんな曲を歌うんだろう…?」という想像ができますが、楽曲を聞いてしまえばひとつの「正解」を知ることになりますからね。自分の中で不確定な要素をできるだけ残しておきたいのかなとも思ったりします。

こういう付き合い方も悪くないなと思いつつも、やっぱりもうちょっとシャニマスに対して歩み寄るべきかな、というような思いもありまして…。そして先日ついにCDを1枚amazonで購入しました。

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THE IDOLM@STER SHINY COLORS COLORFUL FE@THERS -Sol-

これです。何人かのソロ楽曲が収録されているCDですね。冬優子のソロ曲をゲーム内で聴いて、すごくいいなと思ったのも購入するきっかけになりました。俺は冬優子Pなので。どうやら明日には届くみたいです。楽しみ!

声優さんに関してはまだ触れないでおこうかな、と思っていますが、楽曲は今後いろいろ買って聴くかもしれないですね。やはりアイドルには曲がつきものですし、別に聴いたとしてもそれは正解の中のひとつなだけですしね。想像の余地はいくらでもある。

 

おわりに

この辺で終わりです。シャニマスに対してなんとなく抱いていた想いをちゃんと言葉にできてスッキリしました。コンテンツを楽しみたいからコンテンツを追いすぎないようにするという感情は初めてでした。すごいゲームだよこれは。

先日新メンバーが追加されたこともあり、本当にこれからも楽しませていただくと思います。七草にちかさんのストーリーで俺はどうにかなりそうだったよ。

最後に、私みたいな中途半端な付き合い方でも楽しめるゲームなので、シャニマスに興味がある人はぜひ初めて見てはいかがでしょうか?なんと今なら10連ガシャが5月10日まで毎日無料!何かを始めるのに遅すぎるなんてことはない。CMで香川照之も言ってたし。


www.youtube.com

 

 

 

おわり

 

 

 

余談

ここから先は別に読まなくてもいいです。

最近音楽を聴いてるときに「この曲、シャニマスの子たちだったら誰に歌ってほしいかな~」ということを考えるのがマイブームです。私は冬優子Pなのですが、冬優子に歌ってほしい!と思える1曲を紹介したいと思います。


www.youtube.com

じゃん!ピノキオピーの『シークレットひみつ』です。

アイドルとか表舞台を目指す人の二面性を歌っているような歌詞が素敵です。ちょっと悲哀が漂いすぎているような気もしますが、この曲を冬優子が歌っているのを聴きた~い!

でもこれを冬優子が歌うとしても、ファンに向けた曲じゃないなという気持ちがある。これをファンへ向けて歌ったら冬優子が築いてきた「ふゆ」が綻ぶような気がするので…。別にそうじゃなくても変に邪推する輩がいるかも知れないだろ!

なので歌ってほしいけど、オフィシャルな曲ではないかな。カラオケで歌っているのを聴けたら一番嬉しいかもしれない。あ、そういえば冬優子ってカラオケ行ったらどんな曲歌うんだろう。外向けの曲のレパートリーめっちゃありそう。でもストレイライトで行ったときにはおジャ魔女カーニバルとか入れててほしいかも。いやそれすら少しためらうのかな?

…長くなりそうなのでこの辺にしておきます。こういうことを夜通し話せるような友達が欲しいです。さようなら。

 

 

 

本当におわり

潰瘍性大腸炎でいま辛いこと

こんにちは。超久々に更新するぞ。

今回は、潰瘍性大腸炎になって、いま辛いことを書いていこうと思います。こういうのは記録しておいた方がいい気がしてきたので…。備忘録的な意味も込めてね。

注意点として、あくまでここに書くのは私自身の症状なので全ての潰瘍性大腸炎患者が下に書くような状態になっているわけではありません。もっと軽い人もいれば、もっと重い人もいます。ただ自分が辛いな〜と思ってることを書くだけなのでご理解いただけると嬉しいです!

あと、病気の症状的に汚い話になりがちなので、読むタイミングなどにはご注意ください。

 

潰瘍性大腸炎とは?

潰瘍性大腸炎(かいようせいだいちょうえん)は大腸の粘膜(最も内側の層)にびらんや潰瘍ができる大腸の炎症性疾患です。特徴的な症状としては、下血を伴うまたは伴わない下痢とよく起こる腹痛です。」(難病情報センターHP https://www.nanbyou.or.jp/entry/62 より)

要は大腸の中に炎症が起きてしまい、下痢や腹痛が頻繁に起こってしまうという病気です。1日に何度もトイレに行かないといけないので大変。最近だと安倍晋三さんの持病として世間には認知されているような気がします。

明確な原因もハッキリせず、完全な治療法は見つかっていないため国の指定難病になっています。治療のゴールとしては症状が出なくなる寛解期を持続させることです。完治ではないため、再発の可能性もあります。私は診断されて1年とちょっとですが、まだ寛解期には至っていないですね。

 

さっきも書きましたが、症状には個人差があります。病気の進行度によっても症状の程度が変わってくることもありますね。ここから私が感じる辛いことについて書きますが、参考程度に捉えてくれるとありがたいです。

 

①トイレの回数

皆さんは1日に何回トイレに行きますか?僕は15回!(白目)しかも全部下痢っぽいやつ。この「1日に何回もトイレに行く必要がある」という状態に付随する不都合が多すぎる。

つまるところ、時間がもったいないんですよね。1回で15分以上入っているなんてこともあるので、時間を無駄にしている感覚がすごい。折角朝早起きしてもトイレにいるだけで1時間使っちゃったりしてると、本当にもったいないな〜と思います。

 

②排便のコントロールができない

次はこれ。「トイレ行きたい!」となってから実際に限界が訪れるタイミングが速すぎる。これは本当に、本当に書くのめちゃくちゃ恥ずかしいのですが、間に合わなかったことも何度かあります。辛い。

これが家にいるときならまだいいのですが外出しているときは非常にストレスです。常に頭のどこかでトイレのことを考えておかねばならない。

幸いにも入院とかまでには至っていないので、なんとか今はだましだまし生活している感じです。いま私は大学生ですが、COVID-19の影響で授業がオンライン化しなければ結構辛かっただろうな〜と思います。

 

③食事に支障が出る

食事について。一応私のかかっているお医者さんの話では酒・煙草以外は特に食事制限をしなくても良いということになっているのですが、それでもやはりこれを食べるとキツイな…というものはあります。

まず辛いもの。一般的なカレーライスとかならまあまあって感じですが、韓国料理とか本格的なインドカレーとかになるとちょっと危うい。純豆腐チゲとか食べたいよ。

次にアイスクリーム系。冷た〜いものはお腹がゆるくなってしまうんですよね。これも食べるタイミングを考えないといけないので大変です。

あとは油っこいものとか。揚げ物とかラーメンとかを食べるときにはちょっとビクビクしてしまいます。味は大好きなんだけどな…。

あと単純に外食がしづらくなりましたね。ご飯を食べた後はほぼ100%トイレに行きたくなるのですが、食べている途中でも行きたくなるときもあります。そうなると誰もいないテーブルに食べかけのご飯がある…という状況が生まれてちょっと気まずいです。誰かと一緒ならまだ良いんですけどね。あと単純にご飯食べてるときにトイレのこと考えないといけないのが嫌すぎる。

 

③睡眠に支障が出る

お腹が痛くて一睡もできない〜〜〜!という状態ではないのですが、トイレに行きたくて夜中や明け方に目が覚めてしまうことが多々あります。これも結構なストレス。

寝るか〜と思って布団に入ってもお腹が痛くてすぐトイレに行くこともあったり。まあそれでもそれなりに睡眠は取れているので大丈夫っちゃあ大丈夫ですが…。困るもんは困る。

 

④医療費について

医療費について。潰瘍性大腸炎は国の指定難病ということもあり、ちゃんと手続きすれば医療費が安くなります。多分症状の程度によって違ってくると思いますが、私の場合だとこの病気に関わる医療費(診察代、検査代、薬代などなど…)であれば月の上限額は2,500円で済むことになってます。これは本当にありがたいです。普通にやると万を超える額になってくるので…。

でも落ち着いて考えると月2,500円って結構色々できますよね。Netflixとプライムビデオが同時に契約できます。月額2,500円の医療費サブスクを払ってるのかぁ…、と考えるとちょっとげんなりしてしまいます。

ただ一応!誤解のないように補足すると、私は制度的なものに全く不満はありません。医療費安くしてくれて本当にありがとうございます。ただ病気のために払ってるお金で他できることを想像してしまうとちょっとね…、というだけの話です。

 

潰瘍性大腸炎になって良かったこと

ネガティブなことばかり書いていてもアレなので多少は良いことでも書こうかなと思います。

まず医療従事者の方への感謝の念が強まったこと。お医者さん、看護師さん、薬剤師さんなどなど、本当にありがとうこざいます。今役職が浮かんでこないような人にも助けられている部分はあると思います。本当に感謝です。

次に病気に対する理解が出来たこと。まあ当事者なので当たり前っちゃあ当たり前ですが…。先日安倍晋三さんがこの病気の悪化で総理大臣を辞任されましたが、そのことについても同じ病気の患者としての目線で考えられて良かったなと思います。政治の世界にはここでは書ききれないほど色んな思想や思惑がありますが、「病気である」ということを理由に人を叩くのは止めた方が良いなと思いますね。これはどんな病気でも同じことだと思います。

まあそんなこんな書きましたが、言ってしまえば潰瘍性大腸炎になって直接的に良かったことなんて基本的には無いです。人間健康であることが1番良いに決まってるので…。病気にはならないほうが良い!!!

 

 

 

とまあこんなところでしょうか。現状完治はしないとされている病気ですが、はやく症状が消える寛解期に入れるといいな。今は毎日薬飲んだり定期的に点滴打ってもらったりしてます。人間健康が1番!皆さまお身体ご自愛ください。では。

 

 

 

おわり

内視鏡検査をした話

内視鏡検査をしてきました。この間お尻の病院に行ったという話を書きましたがそれの続きみたいな感じです。

前回同様ちょっと汚い話になるので嫌な方はそっ閉じしてくださいね。

 

 

経緯を説明すると、以前から血混じりのブツが尻から出るようになってしまいまして。そこで肛門科にかかって薬を処方してもらったのですが治らず、もしかして違うところの問題か?と思い消化器系の内科を受診しました。

これこれこういう症状が〜などと説明したら、内視鏡検査をしましょうと勧められました。内視鏡検査っつうのは端的に言えば尻に長〜〜〜いカメラを突っ込んで大腸の様子を見るって感じのやつです。

この検査はちゃんと予約が必要らしく、病院側の都合と自分の都合を合わせた結果、約1ヶ月後くらいに予約を入れました。

別室に通され詳しい検査の内容、前日にすること、下剤の飲み方などなど説明されました。このあたりで、「あっ、結構大掛かりなやつだ」と気づきました。

1ヶ月間は処方してもらったとりあえずの整腸剤を飲みつつ、普通〜に過ごしました。めちゃくちゃ辛いものとかは控えてたけどそもそも激辛系はあまり好きではないので…。

 

そして検査前日。次の日に下剤を飲まないと行けないのでお腹に優しいものを食べます。朝はパン、昼はうどん、夜もうどん…。うどんは美味しい。ありがとう丸亀製麺。でも若干飽きるぞ。

丸亀に感謝しつつ寝る前にイクラみたいな見た目の薬を飲み、床につく。

ちなみにこの日は誕生日でした。ご馳走が食べたかったよ。

 

検査当日は朝の7時から下剤を飲み始めます。前日に粉末状の薬と水を混ぜて作っておきました。この下剤2杯に対して水1杯をワンセットとし、飲んでいきます。味はなんか梅ジュースの偽物みたいな感じ。不味くはないけど特に美味くもない。それにしても下剤って本当に効果あるんですね。急にトイレに行きたくなるのでびっくりする。

4セットくらいしたところでほぼ完了。検査は午後なので昼飯も食べられない。けど水分はお腹に入れてたので空腹感はあまり感じなかったな。

 

時間になったのでついに病院へ。受付を済ませると別室へ通される。服を全部脱ぎ専用の服に着替えるよう指示されます。家以外の所で真っ裸になるのは何だか妙な気持ちですね。あとから気づいたけどこれは患者の服が汚れないようにするための配慮なのだと思う。

処置室に通されいよいよ検査が始まる。ベッドに横になり、まず点滴を打たれた。人生初点滴。点滴って打ったらめちゃくちゃ元気になるスーパーアイテムってイメージだったけど、そういうんじゃないのもあるんですね。鎮静剤とか大腸の活動を抑える薬とかそれの副作用を抑える薬とか色々打たれた。それらがどう働いていたのかは正直わからなかったけどまあ何かしらに作用していたんだろう。

横向きに寝るよう指示され、横を向くとそこにはモニターが。どうやらリアルタイムで中の様子を見られるようになってるらしい。それ俺に見せる必要あるか???なんでお医者さんってのはこう全部見せようとするんだ。そうしなきゃいけない決まりなのかもしれないけど。なんてなことを思いつついると、ついに挿入…………、

 

痛ッて!!!

 

びっくりした。入る瞬間こんなに痛いのかよ。痛みはしばらく続いたけど、ちょっと経つと気にならなくなってきた。痛みはないけど異物感がすごい。触○モノってこんな感じなのかな。ちゃんと確認できなかったけど、先生がラジコンみたいな感じで内視鏡の先っちょの方を操作してるっぽかった。大腸はまっすぐではなく所々カーブがあるため、そこでちゃんと曲がれるようになってるらしい。中でグネグネ動いてるのわかるよ〜〜〜。マジで○手モノじゃん。フィクションの中の人たちに同情の念が湧いてくる。

痛みはあまり無いと書いたけどやっぱりカーブの所とかで壁に当たると結構痛い。検査前に「痛いときは言ってくださいね〜」と言われてたので「痛いです」と言ったのだが、「あ〜痛いんだね〜^^」でそのまま続行。歯医者と同じやつじゃんかこれ。その後はもう諦めてたんだけど、1回だけマジでキツくて「ゔっ!」ってうめき声あげちゃったときは流石に一旦ストップしてくれた。人間本当にキツイときは言葉は出ないらしい。

奥に進んでるのか抜かれてるのかもう訳わからんくなってるうちに大腸の最深部に到達。内視鏡で見たところ大腸の最深部の辺りと出口に近いところに炎症ができてしまっているらしい。説明は後で良いからはよ終わってくれ〜〜〜という気持ちだった。

内視鏡っつうのはすごくて、中に挿れたまま細胞なんかも採取できるらしい。3~4箇所くらい細胞を採ってもらった。採られる瞬間はなんとなくプチッとした感覚があるので「あ、今採られたんだな」とわかる。俺はなかったけど腫瘍とかがあった場合は小さいものなら内視鏡で切除とかもできるらしい。テクノロジーすごすぎ。

細胞の採取が終わると内視鏡を全部抜かれてやっと終了。病院に着いてからここまででだいたい1時間くらいだろうか。点滴をつけたまま別室のゆったりしたソファ的なものに座らせられ、15分くらい休憩した。ビスコと温かい紅茶を貰ったけどこんな味気ないビスコは初めてだよ。

15分くらい経った後、先生からとりあえずの検査結果を聞く。やっぱり大腸の奥の方と出口のところに軽〜中程度の炎症が起きてしまっているらしい。どうやら潰瘍性大腸炎?というやつの可能性が高いらしい。安倍晋三と同じだよと言われた。知るかそんなん。

細胞を採取したのでもっと詳しい結果が2週間後くらいに出るとのこと。整腸剤と炎症を抑える薬を処方してもらって今日のところはとりあえず終了。

 

そして2週間後。また病院に行き検査の詳しい結果を聞く。やっぱり潰瘍性大腸炎というやつだったらしい。追加で薬を処方してもらい経過を見ることになりました。先生の様子を見るに、めちゃくちゃ深刻な病気とかじゃなさそう。とりあえずは良かった…かな?

 

とまあこんな感じで、内視鏡検査をした話でした。もう二度としたくないですね。大変だしほぼ1日がかりだし。あと検査代が結構する。検査だけで1万円くらいかかるし、薬代も結構するしでトータルで大体15,000円くらいかかってしまっている。まああんだけテクノロジー使ってるから当然といえば当然か。

重ね重ね、本当に疲れた。尻の穴は入口ではなく出口。それを強く感じた経験となりました。みんなも身体は大事にしようね!

 

 

 

おわり